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■ 酸化しないコーティングとは・・・
 

一般にコーティング皮膜が酸化するとはどういうことなのでしょうか。 簡単に言えば鉄が錆びると同じように表面が酸化してカサカサになり剥げてしまうことをいいます。

当たり前ですがコーティング皮膜が剥げてしまえば塗装表面が裸になり(新車もその状態です)塗装面自体が酸化を始めてしまいます。 酸化した塗装面は汚れが大変付きやすく、水洗いしただけでは落せない状態になってしまいます。みなさん心当たりがあるのではないでしょうか? これは汚れが酸化物質となり車全体を酸化状態にしてしまた証といえるのです。 さらに進めばいずれクラッキングをおこしたり塗装が剥げて下地が見えてくるなんてことになりかねません。

では今までのコーティング皮膜はどのように酸化していくのでしょうか?
ワックス(今までのコーティング剤の成分はワックスに近似しているので、ここではワックスとさせて頂きます)の原料からから説明しましょう。ワックスには固形タイプ・液体タイプ・練りタイプの3種類に大別できます。


固形タイプ 植物系ワックスの代表カルナバ蝋、植物系に様々な機能を付与した合成ワックス、石油系から抽出したパラフィンワックス等、鉱物系、合成樹脂、石油系溶剤などとの混合物で出来ています。
液体ワックス 上記に界面活性剤と水を加えた混合物で出来ています。
練りワックス 上記に珪藻土を加えた混合物で出来ています。

ポリマー液に使われるいずれかのワックスの成分は、グリセリンと油脂との、極めて複雑な化合物なっています。主成分のワックスは、時間とともにグリセリンと脂肪に変化をします。グリセリンは水に溶けやすい成分ですから雨に溶けて失われてしまい、脂肪は脂肪酸として酸化物となります。 その脂肪酸が塗装面に付着して酸化を呼びかけ汚れを吸着し、汚れを伴った酸化皮膜が塗装全体を覆ってしまう事になります。 つまり酸化物と酸化を始めた塗装面はお互いに酸化共鳴を起こし、やがて一体化し強力な酸化皮膜となってしまうのです。 これが酸化の仕組みです。 ちょっと複雑だったかな・・・?!

唐突ですが保護剤という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 世間ではワックス分や油脂類を含む○○WAXや石油系溶剤を含む△△コート剤を保護剤として認識されているのではないでしょうか。しかしこれらのワックス・油脂類・石油系溶剤はすべて酸化する(しやすい)物質です。 酸化しやすい物質が原料で作られた製品は当然酸化しやすい製品ということになります。 これらの製品が塗装面を保護するという意味はそれ自身が塗装面代わりにジワジワと酸化をおこし時間を稼ぐ犠牲的保護の意味なのです。 決してそれ自身が酸化に強い(しない)わけではないのです。 これを犠牲膜と呼びます。

実は今まではこういった犠牲膜理論で塗装面を保護するという考え方が普通でした。つまり、コーティング被膜が酸性雨や色々な有害物質の前に立ちはだかり、塗装の代わりにやられてくれるという考え方です。少なくともコーティング被膜がやられてしまう(酸化してしまう)までのしばらく間は、一応塗装面が直接攻撃にさらされることは理論上防げそうな気もするのですが、実際にはそれらの事は一つも実現しないと言ってよいでしょう。 鉄粉・鳥糞などに対しては無抵抗状態、ウォータースポットなどはかえって付きやすくなるほどだといえるのです。 いかがですか? 皆さんの目からはどう見えるでしょう・・

ワックス並びにコーティング皮膜が酸化するのは、その成分が起因するもので酸化を避ける為には成分の構成を根本的に変えなければなりません。無機系を謳うコーティング剤のほとんどに酸化性物質が含まれていることはあまりしられていません。 判別は簡単です。 機会があれば一度コーティング剤の匂いを嗅いでみてください。 ちょっとでも石油系・合成樹脂系・鉱物油系溶剤や色々な油脂類の臭いがすればそれには酸化物が含まれていると思ってよいでしょう。 よく見かけるガラス系、無機系、と呼ばれているものがあります。 なぜそれらは“系”という言葉を使うのでしょうか? 本当に無機であれば無機といえるはずです・・ 殆どのコーティング剤は、どうしても塗装面とコーティング剤を密着させる接着剤にあたるものが溶剤に混ぜてあるので完全無機にはなりえないのです。『CARVEK DIAMOND COAT』は他のコーティング剤には必ず含まれているそれらの酸化する物質をいっさい含まない構成のコーティング剤です。

さて本当に酸化しないコーティング剤で塗装面を覆っているとしたらどんな効果があるでしょう。

 1.塗装表面は酸化劣化しないので常につるつるです。 洗車後の水分のふき取り
   も段違いに楽になります。
 2.酸性雨によるウォータースポットは非常に付きにくい。
 3.鉄粉も食い込みにくい。
 4.鳥糞が乗っかっても溶けて陥没したり、ひび割れたり、取れないシミに非常に
   なりにくい。
 5.チリ・ホコリや色々な汚染物質が塗装面と酸化融合しないので、水洗いで落ち
   ない汚れがほとんど付かない。(シャンプーなどの洗浄剤が必要があります。)
 6.表面が劣化しないのでザラつかないこと。 色々な物質が酸化融合しないこと
   のおかげで表面の平滑さが維持される。 したがって表面張力を失いにくく、
   撥水性や排水性(水のはじき具合の特性は液剤ごとに元々違うけど)がビック
   リするくらい長持ちする。

上記は酸化しない『CARVEK DIAMOND COAT』で施工した場合の例ですが、実際には濃硫酸をかけても酸化しない(溶けない)ほどのコーティング剤はありまえせん。ただし、実際に自然環境の中で起こりうる範囲での酸化攻撃にだったら十分対抗できるレベルです。
■ カーベックダイヤモンドコート

実はお客様からの問い合わせで一番多いのが“カーベックダイアモンドコートって聞いた事がないんですが、どんな液剤なの?“ と言うものなんです。ここではそんな質問に答えるべくカーベックダイアモンドコートについてご説明させていただきます。 少し長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。
 
まず初めお伝えしたい事は、カーベックダイヤモンドコートと言う液剤は存在しません。要するに液剤名ではないのです。

あえて一つ一つ名前を挙げませんが、現在数多くのコーティング剤が市場に出回っています。一般的に消費者の立場から考えると“どのコーティング剤にしようかな?!“と言う選び方が普通でしょう・・ でもちょっと待ってください! いくら同じ液剤を使っても下地の作り方や施工環境には大きな差があり、液剤メーカーからも詳細な施工手段への説明がないのが現状です。言い換えれば液剤だけ塗りこめば”施工完了!“なんて事になってしまいます。 いくら有名な高級化粧品を手に入れても化粧水も顔も洗わずに化粧をしたらどうでしょう・・!? 我々はそこに疑問を感じ、そしてカーベック独自のオリジナルコーティングを確立する事にしたのです。 カーベックダイアモンドコートとは入庫から引渡しまでの”一貫したコダワリのコーティング作業“を全部含めてそう呼んでいます。

まず初めに下地ですが徹底的に鉄粉除去+洗車を行ったあと研磨開始です。 研磨が完了し、完璧に下地が出来たら今度は脱脂作業+洗車です。 実はこの作業だけで1章出来てしまうほどのコダワリを披露したいのですが、今回は省きます。 ここまでの作業で1−2日はかかります。 ボディーの状態によっては2日以上かかる場合もあるんですよ! ここまで来て、やっとコーティングに入ります。 まずはウォーターコート(ウォーターコートのメカニズムに付いては以下の“ウォーターコートのメカニズム”をご参照下さい。)にて第1コーティングを施工します。 ウォーターコートの施工には専用の機械が必要になります。 実はウォーターコートのみでコーティングをしているお店もあるくらいなんですよ! そのくらい実力のあるコーティング機なのです。

次に第2、第3コーティングにはいります。 ここで使うコーティング剤は企業秘密のため成分に付いては詳しくお伝えできませんが、SiO2を主成分とした硬質の非晶質のガラス膜を形成するコーティング剤で
す。当店へお越し下さった方は他社製品との比較サンプルをお見せしたとおりですが、構成成分が全く違います。 有名な無機系をうたっている商品でも有機系特有の鼻を刺す臭いがするもの、硬化剤を加える2液性のもの、が殆どです。 ダイアモンドコートに使用する1液性の無機液剤は有機臭は全くありません。 他のコーティング剤とは違い、コーティング成分を接着剤で塗装表面に密着させるような原理ではなく塗装表面に科学的に結合させるのです。 他のコーティング剤には必ず含まれている鉱物油系溶剤や色々な油脂類などの酸化する物質をいっさい含まない構成での絶対に酸化しないコーティング剤と言っていいでしょう。 このコーティング剤の最大の特長はガラス質膜が常温で生成され、しかも膜質は有機物成分を一切含まない完全な無機質でガラス本来の持つ特性がそのまま膜の特性として再現される事です。 また紫外線に強く、超耐久性を発揮すると共に不燃性、耐透水性、耐薬品性、対汚染性等にこれまでにない優れた効果があります。
 
第3で使用するコーティング液は時間を置いてコーティングします。 重ね塗りが可能なのもダイアモンドコートの特徴です。 コーティング厚を増す事により塗装色に独特の深みが出てきます。 当然、第3の液剤も完全無機で、最終的な光沢を引き出す役割があります。

順番を整理します。 第1コーティングで最適な下地コーティングを施し、第2−3コーティングでコーティング厚を増し、最終仕上げをして完成です。 使用しているものは完全無機成分のみ! それを何と3コートもしているのです。 ハッキリ言って手間と時間がかかります・・ でもここまでしないとコーティングの意味が無いと思い、カーベックダイアモンドコートを確立させたのです。
 

【ウォーターコートのメカニズム】

ウォーターコートは、自然界にある約10種類の鉱物を加工した特殊セラミックの性質特徴を活用し、水を電気分解して塗装表面の凸凹に電気メッキの原理でガラス被膜を作る仕組みを利用しています。
 
この特殊セラミックは水をアルカリ性にし、塩素等を中和させます。
また、この特殊セラミックは電極を持っており水を電気分解し、水のクラスターを小さくし洗浄力を増し、またガラス成分(ホウ酸シリカ)を湧出させます。
ガラス成分(ホウ酸シリカ)の成分を含んだ水を活性水といい、この活性水を水圧で外壁等に吹き付けます。このときに起きる衝撃電気を利用し、電気メッキの原理で外壁等の表面をマイナスにし、プラスのガラス成分を電着させます。このとき空気中の炭酸ガスも利用し結晶を起こさせます。
電気メッキの原理により対象物の保護層の分子とホウ酸シリカの分子が吸着し深部から結晶成分が配向し対象物の保護層を改質強化させます。
 
簡単に言えばセラミックに焼結されたガラス成分(ホウ酸シリカ=低温ガラス)を水に溶け出させ、高圧洗車機を通して電気メッキの要領で塗装表面に電着させるのです。 すると30ナノという極めて薄いガラス膜を塗装表面に形成させることができます。
 
ウォーターコート最大の特徴の一つは、結晶化されたガラス膜がすべて無機質であるという事です。無機質、つまり自然の鉱物で作られていて酸化しないという原理です。 ガラス皮膜にて強化された塗装表面は酸化しないと言うことになります。 車の塗装性質そのものが有機質(石油化学製品=人工的に作られた物質)で成り立っており、自然の力により酸化をして元の姿に戻ろうとする性質をもっています。いわゆるワックスや樹脂系コーティング剤などが酸化していく代表的なものです。 有機質の場合、酸化現象は避けられません。ウォーターコートと従来の塗装保護製品とは根本的に違うと言えます。
 
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。 正直よくわからない?!といわれそうですが、我々のコーティングに対する思いは感じていただけたのではないでしょうか。 結果的にカーベックをお選びいただくことが一番なのですが、お客様の正しいコーティング選びの参考にしていただければ幸いです。

コーティング担当: ハリー林 

 
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